「日経産業新聞」1/22付紙面にて「製剤技術開発 モリモト医薬」の記事掲載

「日経産業新聞」1/22付紙面「これで勝負」のコーナーにて、
「製剤技術開発 モリモト医薬」が掲載されました。(以下掲載内容要約)

高齢者向けの服薬補助剤から、錠剤・カプセルを包む包装技術へ—。

病院や介護施設、子育ての現場で多い誤嚥や誤飲を減らすための製剤技術「弱シール」。
薬を入れる高分子フィルムを封止めする技術で通常の状態で20kgの力を加えても開封しない高気密性を持ち、
フィルムを折り曲げるなど圧力と衝撃を加えるとフィルムを開くことができる。
その弱シールを応用して開発したのが服薬補助剤「GT剤」や薬剤懸濁注入器「クイックバッグ」だ。
「GT剤」や「クイックバッグ」だけで年間13億円の売り上げを見込む。
さらにモリモト医薬では、その先を見据えて、錠剤やカプセルで一般的に使われるPTPに代わる包装技術として
開発したのが新たな薬剤包装「ESOP」だ。
PTPは1錠ごとに切り離すと角が鋭角になり、高齢者や子どもが誤飲して喉や腸を傷つける事故が多発している。
厚生労働省はPTP包装の誤飲事故に対する警告と包装技術の改善要望を製薬などの業界団体に出しているが、
根本的な対策が実施されていないのが実情だ。
「ESOP」は弱シール技術を応用した薬剤包装で誤飲しても体内を傷つけない透明で軟らかな樹脂フィルムで気密性も高い。
「ESOP」は企業などとの連携プロジェクトを通じた提供、ライセンス提供を想定する。
盛本社長は「製剤技術開発を進めるのは何より誤飲事故を根絶するため。
利益は協力先、連携先と分け合い、早期普及を目指したい」と話す。
成長への野望と安全・安心の追求。盛本社長が追い求める理想は高い。

http://www.morimoto-iyaku.jp/wp-content/uploads/2015/01/nikkei_150122-2.pdf

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